VOL.3 第三トクヤマ体験乗船について

 業務部海運課では、今年度の業務計画で人材育成を目的とした、社船(セメントタンカー)への体験乗船を行い、個々のスキルアップに取り組んでおります。
今回、平成27年8月27日~28日にかけ、徳山港~岸和田港までの航路で体験乗船を行いましたのでご紹介させて頂きます。
乗船当日、第三トクヤマは夕方からの積込みで夜間出港だった為、通常の業務を終え、16時過ぎに第三トクヤマに乗船させて頂きました。
乗船後、初めに船橋(操舵室 )にて航海機器の名称や使用状況を船長より教わり、航海に備えました。 

出港時

積荷役前

積荷役時と出港時について

17:40~21:00 積荷役  
    21:25 出港

 出港時、夜間で周りは暗く、船乗りでない私では周りがまったく見えない状況で、自船は、停泊や入出港を行っている他船を上手くかわしながら、徳山下松港の出口を目指し、出港しました。

航海について
  徳山下松港~釣島水道~来島海峡~備讃瀬戸~明石海峡~岸和田港

レーダー

21:45

 徳山下松港の出口で、航海当直の船長から二航士に交代し、入浴と仮眠を進められた為、船橋を降り、休憩を取りました。
 約二時間後、再び船橋へ上がり、今度は二航士から甲板長への航海当直の引き継ぎが行われており、相変わらず、外は暗く他船や灯台の灯りしか見えない状況でした。

由利島

1:50 

 甲板長より、自船の右側の島を見るように勧められ、島を確認すると、毎週日曜日にテレビ放送されている「ザ!鉄腕!DASH」でお馴染みの「由利島」の横を航行していました。外は暗い状況でしたが独特な島の形は、はっきりと確認出来ました。

4:27 来島海峡航路イン

 来島海峡中水道を航行中、自船の後ろを航行していた、外国船が追い越し禁止区域の手前で自船を追い越そうとしたが、間に合わず、本船の後ろに回りました。(パイロットが乗船しているので、ルールを守るようです)
 しかし、来島海峡の追い越し禁止区域でも、海上のルールを守らない船が多々いるとの事でした。


朝焼け

魚島からの朝日

4:55 来島海峡大橋下を通過

 夜も少しずつ明け、愛媛県の魚島から朝日が出てきました

6:40 朝食

7:50 香川県の二面島と高見島を目指し、備讃瀬戸南航路に航路イン

8:40

 瀬戸大橋手前で、自船左舷側より漁船と作業船が接近してきました。
 危険な動きをしていた為、船長が注意喚起として汽笛を鳴らし、舵を持ちました。

10:33

 備讃瀬戸を抜け小豆島の側を航行


昼食

瀬戸大橋

11:30 昼食

13:00

 明石海峡大橋手前で所属船の第八十長運丸とすれ違いました。
 明石海峡を越え、関西方面に近づくにつれ、船も徐々に増え始めてきました。


入港時

15:00

 船長が堺ポートラジオに岸和田港入港三十分前連絡と向け先、翌日の出港予定時間を通報。

岸和田SS着桟時

15:45

 株式会社トクヤマ 岸和田SSに入港接岸

体験乗船を終えて

 今回、第三トクヤマに乗船し、船内生活を経験させて頂きました。
乗船中は殆どの時間を船長と過ごし、瀬戸内(狭水道)を航行する際、船長が船橋に在室している回数の多さや長時間、当直される姿を拝見し、日々の安全運航に取り組んで頂いていると深く感じました。
 また、今回の乗船を終えて、乗組員全員が誇りを持って取り組んでいる職務を自身の肌で感じられた事の喜びと感動を今後の業務に活かし取り組んで参ります。